「ぼくって、こんな子なんだよ」って、主人公の男の子が家族や周囲の人の声を借りて、自分のことを紹介していきます。それも、“この子だけの事“を兄弟の中で、家族の中で、…の中で、…の中で、……と。
パーソナリテイを自分で見つめ、「自分大好き!」って、自己肯定できているところが「にっこりできる終わり方」になっているのではないでしょうか。
この少年は、毎日がたのしくて、幸せなんだな〜ということが伝わってきます。
ページが進む事に、たくさんの人間の中での「ぼく」を見つめ、 「これって すごいことなんだ!」って気づいています。
もう少しおおきくなったら、隣りにいる人もそうなんだと気づけるでしょうか。
『ウオーリーをさがせ』や『ミッケ』に夢中の頃の6歳当時の息子に読んで、たくさん人が出てくるページで、「ぼく」探しをしていました。