ねこがねずみに育てられるなんて。
信じられないような話ですが、こねこのミッキーは、赤ちゃんの頃からずっと自分の姿を見たことはなく、
ねこや人間は怖いものだと、ねずみから教わり育てば、そんなことも有り得るのかなと思いました。
実際、ねずみ家族に育てられていても、ミッキーは幸せそうでした。
だけど、ふとしたきっかけで自分の真の姿を知り、生まれて初めてミルクを飲んで、その美味しさに感動したり、初めて人間に抱かれ、気持ちがいい時に出すゴロゴロという声を初めて出したり、
そんな姿を見ていると、当たり前だけれど、やっぱりねこはねことして生きるのが幸せなんだなぁと感じました。
では、ミッキーはどうしたのか。
現実世界では、ない展開ではありますが、円満なラストで良かったです。
そして、何より絵が素晴らしいんです。
子供たちも、かわいい〜!と、じっくり見ていました。
細かな表情や毛並みが綺麗だなぁと思ったら、
白いうさぎ黒いうさぎの、ガースウィリアムズさんが描かれていたのですね。納得の美しさでした。