戦争の絵本の中ではかなりリアルな描写の絵本です。
人がもがき苦しむ姿、家族と離れ離れになって彷徨う姿など、小学生の私にとってはとても怖い絵本として、今もなお印象に残っています。
でも自分が読んで30年以上経っているとは思いますが、やはり我が子が戦争について勉強する機会が多くなり、その際に、どの絵本が良いかと考えた時に、真っ先に思いつくのがこのひろしまのピカです。
戦後60年を超えて、実際に体験した方の数が減っている中で、やはり形として残っている絵本は貴重な資料です。
実際のむごさ、まるで地獄絵図のような様子は衝撃を受けて子どもには刺激が大きすぎるかもしれません。
けれど、やはり戦争を知るうえでは避けては通れない部分だと思います。
親子で、一緒に戦争を考える絵本としてはとても良いと思います。