私が子どもの頃に読んだ懐かしい絵本の一つです。
今でこそ、クリスマスの絵本は数え切れないほどありますが、当時はあまりなくて、あの独特のワクワク感がたまらなく大好きでした。
お話は、ぐりとぐらが森で大きな足あとを発見するところから始まります。
後をたどっていくと、なんと自分たちの家へ・・・!
一体誰がやってきたのか。次々と見つかっていく、大きなオーバーや、えりまきに帽子、きわめつけは大きな白い袋・・・
ページをめくるたびに、ドキドキワクワクが高まっていく、こういうお話の持って行き方、実に上手いなぁと思います。
そして、最高潮は大きなチョコレートケーキが登場する場面。さりげなく、時計がおやつの3時をさしているのもニクイですね☆
次のページでは、いよいよおじいさんの正体が分かります。
クリスマスプレゼントにケーキを焼いてくれるサンタさん、なんて素敵なおきゃくさまだったのでしょう!
最後は森じゅうの動物だちが集まり、ケーキを囲んでの楽しい時間。
色彩も、鮮やかな赤と緑が印象的な、クリスマスに是非読みたい一冊です。