表紙のタイトルと、ちょっと意地悪いようにも見えるおばあさんを見て、ほとんどの親御さんは想像つく内容とおもう。でもちょっと考えると、お団子頭に、割烹着のような風情のおばあさん、平成、令和には見かけない。どう見ても、昭和のおばあさん。ちょっと昔のおばあさんだなーと、感じるさせるところに、子どもの興味もはじまる。そして、タイトルにもある「もったいない」も、大人なら、まだ使えるや、また使えるという意味合いも感じますが、なんでも消費して経済が回っているこの時代に、今の子どもには、もったいないことすら、どんな意味かわからないかもしれない。そんな現代の幼い子どもたちに、私たち大人が誰しも経験した(通ってきた)「もったいない」を教えてあげられる絶好の絵本と思いました。「もったいない」って、思うときや、何かやるときって、楽しかった覚えもある。ヒラメキみたいな、そうゆう気持ちになったこと。勉強では身に付かない能力かもしれない。今の子どもたちにも教えてあげたいですよね。