両親にもぞんざいに扱われている「ばか息子」が、天の助けと仲間の協力で、王女様と結婚するための難問をくぐりぬけていくお話です。
この手の「特技を持った仲間」のお話って、結構あるんですね。先日も「王さまと九人のきょうだい」を読んだばかりです。
(私が子供の頃に読んだ事のあるお話は、もっと人数が少なかった気も・・)
失敗する事を目的に出された命令を、各自の得意技でクリアしていく場面は、痛快です。
多分、教訓としては他にもいろいろ含んでいるのかもしれませんが、私が抱いた感想としては
「人には得手不得手さまざま。どんな性格の友達も大事にしましょう。足りないところは補い合って、みんな仲良く」みたいな事も言っているのかなぁ、と感じました。
読み聞かせると20分位かかる長いお話です。寝る前に読んであげたら、一番下の息子は途中で眠ってしまいました。多分、ばか息子一行が城に辿り着くまでの、長〜い前置き部分に疲れてしまったのかな・・。
ストーリーは、小さな子供たちにもわかるし、楽しめると思いますが、全体も長く、クライマックスに行くまでも長いので、小学校中年以上になってからの方が しっかり楽しめると思います。