このえほんを読んで、「あれ?」と思った人もいるかもしれない。
私はそのひとり。
えほんの中で、たべものの「おわり」とされるやまねこや鷹、
シャチなどは、やがて、死んで遺体となり、それを微生物が食べ、
植物の栄養になって・・・と、食物連鎖は、循環すると教えられました。
でも、このえほんでは、「はじまり」があり、「おわり」があります。
これは、文化の違いでしょうか?
しかし、今の娘には、この程度の「食物連鎖」のおはなしで、
充分かもしれないと思いました。
(詳しいことは、もう少し大きくなってからでも勉強できると思いました。)
ともあれ、娘は、とても興味を持って読んでくれました。
自然界の生き物達が、食べたり食べられたりしながら、
生きているというつながり、「食物連鎖」を、よく理解できたと思います。
わかりやすく、絵に示してくれたことがよかったのでしょうね。
さっそく、自分の身の回りの「はじまり」と「おわり」を、
考えていました。
そして、後半にあるラッコのはなしは、
現在起きている環境破壊の問題を、とりあげています。
これも、とてもよく理解してくれました。
自然を大切にすること。
それは、自分自身も大切にすることにつながっているのです。
小学校中学年くらいからがおすすめです。