『わたし』は湯たんぽが大好き。
でも湯たんぽは、『わたし』の冷たい足を嫌いみたい。
毎晩『わたし』は湯たんぽと戦って足でおさえこみ、眠りにつくのです。
でもそんなある日、湯たんぽが逃げ出して…?
手足の冷える今の時期、寝る時にはかかせない暖房器具。
その中でも湯たんぽというアイテムは力技で性急に温めるわけではなく、ほんのりゆったり時間をかけて温めるというイメージ。
どこか昭和的な懐かしさを感じさせますね。(…冷え症の私は、もっぱら電気アンカのお世話になっていますが(笑)
寝る前にはちゃんと足元にあったはずなのに、夜のうちにどういう状態になったのか布団の中から飛び出していることもしばしば。
主人公の女の子とのやりとりを通して、「そうかー、夜のうちに知らず知らずこんなことになっているのかも?」そう考えると、おかしくてたまりませんでした。
予想もつかない展開に、娘も目を丸くしていました。
今のような寒い時期に読むと、湯たんぽを使ってみたくなるかも?