表紙を見て、やったな?って思いました。
なかなか良いけんかです。
素手でつかみ合って、倒して倒され、キックもパンチも…。
この力勝負が大切ですよね。
どれくらいのパワーで、どれくらいのダメージがあるのかを、やられやり返し学習しています。
これをやらずに大きくなると、加減が解らず悲劇が起きる。 凶器に頼り、取り返しのつかないことになる。
幼い時は、気持ちを言葉で表現することが拙いから、手や足が出てしまう。
負けてしまった側の、火山火口のような噴煙をあげている気持ちが収まらないのは、大人も同じ。収め方も、けんかの数だけ上手になっていくのではないでしょうか。
けんかは随分(10数年)していませんが、エネルギーのあったころは、“けんかのきもち”は、木の剪定や草取りを無心にすることで収めていました。大人でしょ。
でも、お恥ずかしい話ですが、枝を切りすぎて翌年花が咲かなかった年もありました。
我が息子は、小1の頃、体型が小柄だった故、からかわれていたようです。夫に何かアドバイスをもらったようで、ある日スッキリした顔で帰ってきました。「けんかに勝った。」って。
どうやって勝てたか尋ねると、「おとうさんに、『おまえには頭付きという技があるじゃないか。』って言われて、相手のお腹めがけて突進したら勝てたんだ。」って。
それ以降、からかいは無くなり、親交を深める中になったようです。 男の世界じゃの〜〜〜〜〜〜〜う。
この絵本を読んで「この頃、こういう激しいのやっていないな。」っていうから、「話し合いで、解決ができる年頃になってきたんじゃないですか。」って、私が言うと「つまり、やっと高等動物の仲間入りって事か。」ですって。