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読み聞かせをすると大体15分ぐらいでしょうか。 安房さんの本収録作品ということ、また降矢ななさんとの初コンビということで、読んでみて手もとに置きたいと思った本です。 ガラスのストーブを買い森でストーブで暖をとっていた風の子フー。 安房さんの作品というと、切ない・儚い・小さいものたちということがキーワードになりますが、この作品もそれに当てはまります。 子ども時代は過ぎても心の中に子ども時代の記憶は残ります。それでも、その成長の過程で、何かを獲得するたびに何かを失っていく。 その失うものって目に見えないものが多いし、それを持っていては大人になれないものもある。 ちょっと抽象的な例えですが、読んだ後じーんと心に切ないものが残りました。 うーん。やっぱり安房さんの世界って好きだわと改めて感じます。
投稿日:2011/12/08
風の子どもの成長と、まちつづけたひめねずみのせつない愛。 洗練された清らかな文章の中にせつせつと伝わってくるのは、愛することの哀しさでしょうか。 風の子のフーが買ったガラスのストーブに火をつけた時に現われたひめねずみ。 お互いさびしいもの同士の不思議な生活が始まります。 やかんを買い、なべを買い、道具を使ってひめねずみは温かい料理でフーをもてなしました。 そこに現われた北国の風の少女オーロラ。 フーがオーロラの言葉にひかれて北国に旅立ったのは風としての性でしょうか。 「しばらくのあいださようなら」 その一言が残されたひめねずみの心に沈みます。 旅立つものと残されたもの。 残されたものは待つだけです。 オーロラの残したコーヒーを沸かしたら、一人暮らしでいた多くのひめねずみが集まりました。 ひめねずみは一人ではなくなりました。 でも…。 何年も経って帰ってきた大人になったフー。 ひめねずみたちはいました。 そして、自分を待っているはずのひめねずみはひいおばあちゃんとして、すでにこの世にはいませんでした。 フーはすでに、ガラスストーブで心あたためた世界は自分の世界ではないことを感じます。 ひめねずみはきっとフーを待ち続けたんだよね。 ストーブの灯がとても暖かく感じられるだけに、旅立つものと待たされるものの切なさが鮮やかです。 私はいろいろなものとこの物語を重ねあわせてしまいますが、子どもたちにもこの切なさを受け入れるナイーブさを大切にしてほしいと思います。
投稿日:2012/01/25
ガラスのストーブなんて、すてきですね。オレンジ色の炎が、気持ちを落ち着かせてくれそうです。 ストーブのまわりで、ひめねずみとお茶をしてる場面が、とてもいいです。静かな温かさがつたわってきます。 おだやかな時間の中に、突然あらわれたオーロラ。 でもオーロラ的な存在を、さけて通ることはできないと思います。 大人になったフーが、なんともせつなかったです。 降矢さんらしい、こっくりした色あいの絵が お話にぴったりでした。すみずみまで、ていねいに描かれていて みごたえがありました。
投稿日:2011/12/15
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