はじめて読む作家さんだと思ったら、このシリーズが絵本デビュー作のようです。
画力が高い方だと思いました。「絵本」は初めてのようですが、プロのイラストレーターの方です。
ネットに紹介されていた作者のイラストを拝見しました。
「あっ、これ知ってる!」というイラストがいくつかありました。
猫が好きなのか、猫の絵を一番よく見ますが、個人的には庄野さんが描く「くま」のほうが好きです。
このシリーズは、ちょっと擬人化された(生活習性は猫のまま)何でも屋っぽい仕事を請け負っている猫たちが主人公です。
どうやら親分子分みたいな間柄です。
これはシリーズ2作目でルッキオとフリフリのクリスマスのお話です。
松の木の枝をクリスマスツリーに見立てちゃうところとか、なかなか面白いです。
しぐさや表情はとっても猫なのに、どこか人間臭い生活感が垣間見えて楽しかったです。
ただ、大人が読めば面白いですが、子どもたちに紹介するまたは読んであげるとなると、ちょっと「わかりにくい設定」かなと、思いました。
一人読みで楽しむなら中学生・高校生くらいの方にお勧めします。