おおはくちょうのそら」 大人が読んだ みんなの声

おおはくちょうのそら 作:手島 圭三郎
出版社:絵本塾出版
税込価格:\1,870
発行日:2015年01月
ISBN:9784864840637
評価スコア 4.71
評価ランキング 1,512
みんなの声 総数 13
  • この絵本のレビューを書く

大人が読んだ みんなの声から

みんなの声一覧へ

並び替え

8件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 北海道の 湖  おおはくちょうが 冬を過ごすために 北の寒い国からやって来ました

    そして 春になると 生まれ故郷にかえるのです
    おおはくちょうたちが 元気に大空を飛んでいきます

    お父さんを先頭に・・・ でも 6羽の家族のおおはくちょうたちは 出発できないのです    子どもが病気で 飛ぶことができず 
    湖に残っていたのです

    子どもが元気になるまで 北の国に帰るのを遅らせたのです

    ところが・・・ 子どもの病気はよくならず  ますます 弱っていくのです
    悲しいことです
     
    しかし お父さんは とうとう 旅立つことを決意するのです
    悲しい声で泣いています・・・・・

    しかし 家族のことを考えた末の お父さんの決断だったのです

    飛び立った 家族は 一人残した 病気の子どものことを思い戻ってきました
    しかし・・・・
    病気の子どもは とうとう 息を引き取ったのです
    どんなに 悲しく 涙したことでしょう 

    そして 家族は 生きるために 北の国へ 飛び立つのです

    一緒に帰れなかった子どものことを思って・・・・

    はくちょうの家族は  大空に 死んだ子どもの はくちょうの姿が大きく見えたのです

    なんと かなしい お話でしょう 
    しかし 生き物は こういう 家族との別れをどれだけ 経験していることでしょう
     
    生きることの厳しさを この絵本から しみじみと 感じ 涙しながら読みました

    手島さんのお話は すばらしい  
    そして おおはくちょうのすばらしい手刷りの版画が 見事です!(感動しました)

    今度 子どもたちに読んであげたいと思い選びました

    投稿日:2019/02/03

    参考になりました
    感謝
    1
  • 感動しました

    • もゆらさん
    • 60代
    • その他の方
    • 神奈川県

     手島の版画は、人の目をつかんで離さない。
    まるで目の前でそのものがくり広げられているかのように、立体的なのだ。
    奥の深い、ことばのない音の世界が、文字を蹴散らかすほどの迫力で、
    実はページをくることもつい、忘れてしまいそうになる。
     白鳥の湖、白鳥の飛び立ち、大空に舞う白群…。
    それらすべてのページには、命の尊さが刻み込まれている。
    うつくしいという感動以上に、ことばにならないほどの、大切なことが
    手島の思いとともに綴られている。
     「家族」…文字にすればたった二文字。考えても、考えても、
    本当の姿、答えの見つからないこの厄介なことばに向かって、
    手島は真正面から、私たちに伝えようとしているのではないか。

     子どもとみんなで、しずかに読む。
    最良の絵本に、出会えて、うれしかった。

     感謝

    投稿日:2015/09/04

    参考になりました
    感謝
    1
  • 大自然の厳しさ

    こんな素晴らしい絵本があったなんて知りませんでした。今まで知らなかった事がすごく残念に思いました。でも今回この絵本を知ったことで、子供たちに読んであげたい1冊がまた見つかりました。自然に生きている動物たちも一生懸命家族を愛し厳しい自然の中で生き抜こうとしている姿がすごくよく描かれていて涙が出てきました。子供たちにもこのような本を読んであげて、自然の厳しさの中でも動物たちは一生懸命生きていることを知ってほしいなと思いました。

    投稿日:2024/10/23

    参考になりました
    感謝
    0
  • 家族愛

    北の森の動物たちシリーズ。
    春になり、北の国へ帰る日がやって来たのですが、
    とある白鳥の一家が旅立ちを遅らせているのです。
    理由は、病気の子ども。
    お父さんの苦悩が伝わってきます。
    いったんは子どもを残して旅立つのですが、
    やはり帰ってきてしまう姿が切ないです。
    そして、子どもの死。
    外敵に襲われなくても、こういう死もあるのですね。
    家族の思いが、ラストに幻想となって浮かび上がりますが、
    春の日差しが救いのように感じました。
    クォーッ、クォーッ、クォーッという鳴き声が印象的です。
    小学生くらいから、おおはくちょうの渡り鳥としての姿を感じてほしいです。

    投稿日:2021/04/16

    参考になりました
    感謝
    0
  • はくちょうに人間の姿を重ねて読むことがゆるされる絵本です。最後、看取りの哀しさが思い出へと昇華されて、穏やかでぬくもりすら感じさせるような北国の冷たい空気が心にすぅっと入ってくるようです。3月初めに読みたい絵本でした。

    投稿日:2017/01/02

    参考になりました
    感謝
    0
  • 家族

    全頁試し読みで読みました。家族の絆、家族の愛に感動して読み終わっても涙が止まりません。病気の子供を置いて旅立たなければならなかったお父さん、お母さん、兄妹3羽に、娘家族と重ねてしまって・・・・・
    一度は旅立った家族ですが、病気の子供の元に帰ってきて、安心してなくなったのが、せめての慰めでした。版画が美しいです!

    投稿日:2016/04/17

    参考になりました
    感謝
    0
  • 感動しました。

    「きたきつねのゆめ」を読んでよかったので,こちらの絵本も読んでみました。
    北海道にやってくる渡り鳥のおおはくちょうのお話です。
    版画のイラストが本当に素晴らしく魅せられてしまいました!
    おおはくちょう家族の子供が病気になってしまうお話ですが,厳しい自然の現実とそんな中での家族の決断がせつなかったです。
    悲しいお話でしたが,最後は救われた思いさえしました。
    亡くなった子供のはくちょうも家族の元に来てくれたのですね〜感動しました。

    投稿日:2015/10/19

    参考になりました
    感謝
    0
  • 厳しい自然

    おおはくちょうの飛ぶ姿がなんてきれいなのかと、ページをめくる手が何度もとまりました。
    おおはくちょうの家族の物語ですが、病気の子どもが一緒に飛び立てないという悲しいお話です。これが、自然界で生きる厳しさとわかっていても、胸がしめつけられるような思いがしました。
    ですが、ラストは救われるような展開です。そして、その場面が、とても幻想的でした。
    美しい版画に、厳しい自然や命を考えさせられ、心に深くきざみこまれるような絵本です。

    投稿日:2015/05/23

    参考になりました
    感謝
    0

件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

「おおはくちょうのそら」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / はらぺこあおむし / いないいないばあ / ぐりとぐら / くだもの / オニじゃないよ おにぎりだよ / 10人のゆかいなひっこし

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • ゆきだま
    ゆきだま
    出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
    ころころ ころりん。げんこつくらいの ゆきだまが、いきおいよく ころがりはじめ…どうなっちゃうの!?


児童書出版社さん、周年おめでとう! 記念連載

みんなの声(13人)

絵本の評価(4.71)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット