「ふわふわくもパン」 大人が読んだ みんなの声

ふわふわ　くもパンのタイトルに惹かれて読みました。布絵本のようで写真のようで　おもしろい素材を使って絵本、作り上げられているな〜

ねこの姉弟が　木に引っかかった　雲を持って帰ると　お母さんが雲でパンを焼いてくれました　

パパがおもしろい　「おくれる　おくれる！」パパは会社に遅れるのでなにも食べずにおおあわて　
ふしぎ　ふしぎ　くもパン食べたら　ふわふわと飛べるなんて　発想がおもしろく　子供にも夢がもてる絵本です

お父さん思おもいの子供たちはやっぱり　良い子ですね！

くもパンたべたいな〜
こんな絵本には　初めて出会いました！

『あめだま』や『天女銭湯』など、ペク・ヒナさんの絵本はどれも楽しく、新刊が出るたびチェックしています。全部読んだと思っていたのですが、こちらは未読でした。
雲を練り込んで焼いた「くもパン」を食べたら、なんと空を飛べるようになったねこのきょうだいのお話。二人は空を飛んでお父さんの働いている会社に行き、いつもと違うお父さんの姿を見ることができました。
食べたら空を飛べるパンなんて、夢があります。ページから焼きたてパンの香ばしい匂いがしてきそうな、素敵な雰囲気の絵本でした。

ねこの姉弟がとても仲良しで、遅刻しそうなお父さんの為に二人で協力するのが、お父さんおもいでとても素敵だなあと感心しました。ゆっくり、ゆっくりの孫と韓国旅行に行ったことを思い出しながら韓国絵本なんだととても嬉しく読みました。ふわふわのくもパンがとても美味しそうなので食べてみたくなりました！

題名から興味を惹きますね。
そして、表紙の絵を見たら、ん？立体造形？
そう、半立体技法による写真絵本。
しかも、韓国の作品です。
ある朝の出来事。
ねこの姉弟が見つけたのはふわふわの小さな雲。
家に持ち帰ると、ママは、あろうことか、その雲に材料を混ぜ、
こね上げてオーブンで焼いてパンにしてしまうのです！
まさしく雲パンなのですが、食べると身体が浮いてしまうのです。
そこで、姉弟が思いついたアイデアは素敵です。
これこそ、パパへの愛。
姉弟も、喜んでもらって達成感でいっぱいです。
ラストの表情が何ともいえません。
半立体ですが、素材感が面白く、とてもリアルで臨場感があります。
（遅刻寸前のパパの慌てぶりは迫力です！）
浮遊感も見事です。
しかも、キーアイテムはおいしそうなパン！
表紙から物語は始まっていますから、丁寧に各ページを味わって欲しいです。
おはなし会用にキープ！

小さなくもで焼いたパンを食べるとあら不思議。
夢のような楽しい世界が繰り広げられ、ウキウキとした楽しい気分になれる絵本です。

写真のボケを使って遠近感がとてもよく表現されています。
また立体感があるので、手を伸ばせば美味しいパンがつかめそうな錯覚に陥ります。

子供なら何度もこんな夢を抱くことと思います。
きっとこんなパンが食べたいと、みんな思うのではないでしょうか。