私は小さいころから本が大好きで、
絵本に関してもたくさん読んできたつもりでした。
ところがこの絵本のことは大人になるまで知らず、
つい最近初めて読みました。
大人が読んでも楽しくて、お気に入りの1冊になりました。
と同時に、「子供の頃に出会えていたらな」と思いました。
もし幼稚園くらいの頃に私がこの絵本を読んだとしたら、
間違いなく、今以上に夢中になったはずです。
なので、小さなお子さんをお持ちの方は、ぜひ、
子供の頃にこの絵本と出会わせてあげてください。
この絵本の見どころは、見開き2ページにわたって描かれた
たくさんのパンだと思います。
どのパンも美味しそうで、見ているだけで楽しいです。
ただ、私の1番お気に入りのページはここではありません。
私のお気に入りは、チョコちゃんたち4兄弟が、
お父さんと同じ帽子をかぶり、頑張ってパンを作っているところです。
1人前に張り切っている姿が微笑ましくて、応援したくなります。
からすは怖くて不気味なイメージがありますが、
この絵本のからす達はとてもかわいくて、
からすに対する見方がちょっと変わるかもしれません。
あんなカラフルなからすが、現実にもいたらいいのになと思います。