いわさきちひろさんはベトナム戦争の惨事を自分の第二次世界大戦の体験とダブらせてこの絵本で 戦火の中で子ども達が命を落とす悲しさを 子どもの目で語っています
シクラメンの花の中の子どもの顔 爆弾で死んでいった 子どもたちの瞳です
あどけない かわいい子どもの瞳ですが みんな死んでいったのです
涙が出てきます
男の子の 目は 鋭くにらみつけています
戦争の愚かさを
おかあさんといっしょに もえていっった ちいさなぼうや
母親は子どもをどれほど守りたかったことでしょう!
戦争は多くのものを焼いて 焼け野原にしてしまいます
「にいちゃん きのうのぼった木だ」 なんとむなしい光景でしょう
楽しかった思い出も すべてが 戦争でなくなってしまう 恐ろしさ!
おかあさん? お母さんをなくした女の子の 悲しい目 かなしい心
モノトーンの子どもの目 目・・・・
シクラメンの花の赤い色が もの悲しくなります
シクラメンの花が散っても やっぱりきえない わたしのこころのおともだちが 見えるのですね
ちひろさんは この絵本で「戦争は二度と起こしてはいけません」
私たちに語ってくださっています