「もこもこ」「にょきにょき」「ばく」「もぐもぐ」・・・
説明描写や会話などは無く、書かれてあるのはオノマトペだけ。
と言っても、この絵本が発刊されたのは「オノマトペ」という言葉をまだ誰も知らなかった70年代。もう40年以上も前の絵本なのに、今読んでも全く古さを感じさせません。
楽しい擬音語や擬態語、美しい色彩とアートで可愛いデザイン。
これは何の生き物だろう? いや、そもそも生き物なのか?
大人たちはあれこれ考えてみるけれど、赤ちゃんや小さな子どもたちにはこれが何を意味しているのかなんて関係ない。
純粋に色や形を楽しみ、音や響き、リズムを喜ぶでしょう。
今回、谷川俊太郎さんの読み聞かせ動画も見せていただき、絵本はもっと自由であっていいんだと思いました。
これまで数多くの子どもたちに喜ばれてきた理由が分かりました。
これからもきっと沢山の子どもたちに愛される絵本です。