図書館で借りて読みました。
絵がとても好きで読んだのですが、翻訳につっかかってしまって、
確認したら江國さん.....。
(江國さんの著書は好きなんですけど、
翻訳は読みにくいなと思うことが多いのです)
買いたいけれど購入に至れず.....ジレンマです。
子供達が眠る絵の文章で、
「ママはスカーフであたまをつつみ、わたしはわたしでぼうしをかぶり、
ふゆのよるのながいねむりに、ちょうどついたところでした」
とあり、
だれだろう、帽子をかぶってる子はいないな...と次のページをめくると、
帽子をかぶった男の人と、昔、外国の映画でよく見るような、
ネグリジェにかぶるようなフリルのついた帽子をかぶった女の人。
あれ、スカーフじゃないけれど、この人がママ?
でも男の人だからママって言ってるけど奥さんなのかな?
日本の夫婦がパパママって呼び合ってる文化をここに反映させたのか?
と、他にも読点が無駄に多かったり、不自然な訳し方のおかげで
脳内変換がなんども必要で、読み終わるまでにちょっと疲れてしまいます。
子供に読むには向いていないかと思います。
江國さん独特の世界観と翻訳文がちぐはぐで
バランスの悪さは読むのが辛いです。
悪いところばかり書いてしまいましたが
リスベートツヴェルガーさんの絵が本当に好きなので
多少ハードルは上げてるのかもしれません。
江國さんの文章が持つ空気は、
クラッシックな絵本のイメージに合ってると思います。