「バッテリー」 大人が読んだ みんなの声

主人公と相棒の出会いについて書かれた序章なので、野球のことがあまり分からない私でも、問題なく読むことが出来ました。主人公の巧は、プライドが高く、周りのみんなに常に苛立っていて、なかなか感情移入することが難しかったです。私はどうしても親目線で読んでしまいますが、同年代の子が読むとまた違う印象を受けるのでしょう。
反対に、巧とバッテリーを組む少年、豪は懐が深く真っ直ぐな性格で眩しく見えました。この正反対の性格の二人の今後のお話も、読んでみたくなりました。

私は全くスポーツは苦手なのですが、中学時代に高校野球（甲子園）にはまったことがあり、今も高校野球のような青臭い青春ものが大好きで、何だかその頃の想いを思い出しました。
我が家は子供も女の子で男の子はいないので子供が球児を目指すこともないのですが、こういう本で球児の話を感じるのもいいものですね。
主人は中高と野球部なのでより共感できそう〜すすめてみようかしら！

これは単純に面白い小説だと思います。
野球をした経験はないものの、熱い思いがよく分かる、よく描けている小説だと思います。
友情や野球の面白さ、人間関係の青臭さがいっぱい詰まっていて、気恥ずかしくなるくらいですが。
子供が大きくなったら、進めてみたい1冊です。

映画になっているのも知っていたし、
図書館の本棚に並んでいるのも
いつも見ていたのですが、なんとなくスルーしていました。
でもある日、テレビで映画を見て…。
それがかなりおもしろかったので、
これは、原作も絶対おもしろいに違いないっ！と思って
読んでみたら…！？…もうすっかりハマってしまって、
全巻読破しちゃいました。

思春期の男の子たちの心の揺れや野球に対する思いが
とても丁寧に描かれていて、
作者が女性だということに本当に驚きます。
あさのあつこさんのほかの本も読みましたが、
現代のティーンエイジャーの気持ちを書かせたら
きっと右に出る人はいないでしょうね。

息子さんがいるご家庭はいいなぁ…。
ウチは娘ばかりで、野球に全く興味がなく
ルールすら知らないので、薦めても絶対読んでくれないし
一緒に楽しむことはまずムリです…
いつか、何かの機会に手に取ってくれる日が来ることを
心待ちにしています。