「大きな木がほしい」はいつ読んでも素敵なお話ですが、私は読み手としてやっぱり新緑の季節に読みたく
なります。
子どもの頃から大好きな作品ですが、近いうちにお話会で使いたいなと思って、本当に久しぶりに読み直し
ました。
何度読んでもいくつになっても、やっぱりこの作品の世界は素敵だな〜と思いました。
とても40年以上も前に作られた作品とは思えません。
佐藤悟さんの夢のような《大きな木》の話に、佐藤さんとのコンビも長い村上勉さんの挿絵とで、素晴らしい
コラボを魅せてくれています。
この、大きな木にかけられた梯子も素敵ですが、
ぼくに部屋の台所の前にいい感じに張り出している黄色と白(少し奥にピンクと赤の縞々のもあります)の
出窓のような屋根(軒?)が、子どもの頃から私のお気に入りのアイテムです。
少々文章は長めですが、とても夢のある素敵なお話なので、聞き手はそんなに長いものとは感じないんじゃ
ないでしょうか?4,5歳くらいから小学校中学年くらいまでお薦めです。