「里山のおくりもの」 大人が読んだ みんなの声

写真絵本に興味を持っているのと今森さんの作品だったのでこの絵本を選びました。作者が住んでいる場所を美しい写真と共に分かり易い言葉で案内してくれる所が良かったです。１つ１つの写真が読者に語りかけてくるのはさすが今森さんだなと感心しました。特に棚田が素晴らしく息をのんでしまいました。人間と動物、昆虫、生物が共存しているのに感動しました。実際に行ってみたくなりました。

とてもお世話になった小学校の技師さんが3月に退職の折、この絵本をプレゼントしました。うちの塀と道路の間にどんぐりの木があったのです。息子が1歳の時に拾ったどんぐりから芽が出て、息子の身長を越してしまったほど。車の通行の邪魔になるし、どんぐりにもよくないので、小学校に移植を願っていたのでした。季節とか、状態とか判断してくれ、お願いして7年目にして（＾＾ゞ無事移植。

どんぐりの絵本を探しても気に入ったのがなくって、ましてや男の方ですし・・・でもこの写真の表紙でピーン！！

田んぼはもちろん、木や植物に詳しいのは、小さい時からそれらが周囲に自然とあったから・・・というようなお話とこの写真絵本が重なりました。

子どもはもちろん、自然から遠ざかった環境にいる大人の方、年配の方にもいいですよ。

自然の大切さを伝える本です。

琵琶湖を望む田園の中に暮らす今森光彦さんが紹介する、
里山の写真絵本。
四季折々の棚田の様子、そこに生きるいろいろな生き物達。
柿の実の群生の見事なこと。
そのアングルが実に見事で、つい見とれてしまいます。
もちろん、かえるを食べようとするタガメの姿も。
私の住んでいるところもそこそこ田舎で、
田んぼや畑もあるし、小学校は里山の一角にあります。
夜はかえるの合唱、
プールは毎年トンボ池になっていたりしますが、
ここまでの里山風景ではありません。
ということで、今度、読み聞かせで子ども達に紹介したいと思っています。