車の好きな子、集まれ〜!
主人公は赤いトラック。
可愛くって、一生懸命の頑張りやさんですよ。
名前はレッドくん。
ちいちゃいと、本人は、気にしているみたいだけれども、お仕事はキチンとしてますよ。
さて、たぬきのおじさんに頼まれたのは、赤ちゃんが生まれたうさぎさんのところへ、ゆりかごとステキなものが入っている袋を二つ届けるお仕事。
荷台に載せて、山越え谷越え、大きな町も通り過ぎ、……。
たくさんのピンチを助けてくれるほかの車たち。
働く車は、カッコイイですね。
目的地を目の前に、最後にまたもや災難が…。
でもでも、決して失敗ではありませんでしたよ。
ラストのページは、思いもよらない素敵なシーンでした。
レッドくんのほかにも、町中で出会うたくさんの車が種々様々、楽しいですよ。
きっと、お子さんは絵本に釘付けになることでしょう。
この作品を作るにあたっての宮西先生の〈あとがき〉も興味深くよみました。
息子がもう少し遅く生まれていれば、きっとレッドくんファンになっていたことでしょう。