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ぼくが一番望むこと」 大人が読んだ みんなの声

ぼくが一番望むこと 文:マリー・ブラッドビー
絵:クリス・K・スーンピート
訳:斉藤 規
出版社:新日本出版社
税込価格:\1,650
発行日:2010年07月23日
ISBN:9784406053341
評価スコア 4.88
評価ランキング 27
みんなの声 総数 16
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  • このお話はアメリカ合衆国の教育家、指導者ブッカー・トラバ・ワシントンの少年時を描いたものです

    黒人の差別から、貧しさで 子供も働かなければならない時代でした

    星の輝くころから ランプ片手に 岩塩を掘り出す仕事なのです

    9才の彼の夢は 本を読めるようになりたい!
    本の中には すばらしい世界が かくされているにちがいない!

    ある 夜に 男の人が みんなに新聞を読んで聴かせる姿をみて
    「ママ、 ぼくは字をならいたい」
    ママは、本を渡してくれるのです。
    ママも字は読めないのですが 我が子の願いは叶えてあげたいと思っていたのでしょう!
    母の愛に感動ですね!ろうそくの火をかざして 本を読んでいる少年 今の時代では、考えられないでしょうが・・・・
    少年は、新聞を読んでいた人に 自分の名前を 地面に書いてもらうのです。  
    Booker この字を見たときの彼の顔が喜びに満ちていたのです。
    感動しました(何物にも代え難い喜びだと感じます)

    絵は 暗い感じですが 写真のようにも思えるすばらしい絵なのです

    彼の願いは 努力の末かなえられたのでしょうね!!

    投稿日:2010/08/07

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  • 当たり前が当たり前ではない。

    日本での多くの(ほとんどの)子供達は、教育を受けることが当たり前の環境です。
    でも、時代や国が違えば、そんな当たり前の環境が当たり前ではないこともある。
    すごく説得力がありリアリティーがあり、色々考えさせられる1冊に感じました。

    投稿日:2019/05/12

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  • 考えられないよね

    今の自分たちの世界では、考えられないような現実です。
    ブッカーは、朝暗いうちから仕事に出かける。朝ごはんも食べずに仕事に取りかかる。わずか9歳で、家族のため、家族とともに働く現実。でも、ブッカーは文字を読みたいと心から願っていました。おなじ肌の色をした人が新聞を読んでいる。自分もきっと読める…そう思い、おかあさんにその気持ちを伝えると、手渡された一冊の本にブッカーは喜びます。
    どうしても学びたいという気持ちが、強く強く伝わってきます。黒人教育家になったブッカーの幼少期を知ることのできる貴重な一冊です。

    投稿日:2014/05/26

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  • 光と影

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    黒人教育者ブッカーの幼少期を描いた絵本です
    本当に映画のワンシーンのような、光と影の絶妙なコントラストで描かれた絵に、一瞬写真かと思うほどでした

    また学びたいと一途に思うブッカー少年に、1冊の本を手渡す母・・・
    奴隷解放と言っても、制度のことばかりではなく、自由を勝ち取った証としての精神の自由は、学ぼうとする心も後押ししたのだということが、嬉しく思います

    まったく受動的に学んでいるうちは、楽しくない日本のシステムとは違いますね

    投稿日:2011/08/12

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  • 「自由」の後に生まれた≪希望≫

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    私自身もそうですが、この絵本は大人の読み手のほうが多いです。
    読み聞かせなどで使うなら小学校の高学年から。
    でも、しいて言うなら小学生のお子さんより、アパルトヘイトや有色人種差別などの歴史を習う中学生や高校生のお子さんたちにぜひ読んでもらいたい1冊です。

    この作品は時期ははっきり書いてありませんが、黒人解放運動が一応終結した後のころの時代が舞台のようです。
    「奴隷」ではなくなったけれども、まだまだ明るい未来などない。そんな場所で一人の少年の小さな想いがとても熱く描かれていて素敵でした。
    最近は写真と見まがうぐらい写実的なイラストを描かれる方が増えてきましたね〜。
    うちの子どもも表紙絵を見てびっくりしていました。

    投稿日:2011/07/07

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  • 字が読めることは

    字が読めることは、今の日本に住んでいると、ある一定の年齢になると学校に行くのが
    当たり前で、そして字を習い、当然のように読むことが出来るようになり、極普通のこと
    のように感じてしまいます。

    でも、残念ながら世界のどこかではまだまだきっと、そうではないのかもしれません。

    この話は、19世紀後半のアメリカの黒人の男の子(後に教育者になるブッカー・T・ワシントン)
    が主人公で、どんなに字が読めるようになりたいか、そして初めて字を読んだ時の喜びが
    ものすごく伝わってくる本でした。
    それはクリス・K・スーンピートさんの絵が更に効果的にしてくれていると思います。

    この本の中で私が2箇所、心に残ったのが、
    岩塩の仕事場から帰ってきた時に勇気を持って、お母さんに「ママ、ぼくは字をならいたい」
    と伝えた時、お母さんは何も答えず、「ママはぼくの手をにぎりしめた。」と書いてあり、
    それから何日かしてお母さんが、僕に生まれて初めて本をプレゼントしてくれた時の挿絵が、
    とても印象的でした。

    お母さんが微笑んでいるのです。そして、他の家族も、まるで、主人公の僕が字を読める
    ようになることに自分たちの希望や夢を見出しているかの様な笑顔をしているのです。
    きっとこの家にとっては、その本を入手することは経済的に決して簡単なことではなかっ
    たでしょうに..

    もう1つは、その本を持って、字が読める唯一の知り合いを探しに行って、読んでもらい、
    そして自分も一緒に初めて読んだ時の挿絵が、まさに僕の喜びそのままを描ききっている
    ところです。あの笑顔は忘れられません。

    まるでこの本は、導かれるように辿りついた本でした。最初に『わたしのとくべつな場所』
    から始まり、『ぼくの図書館カード』、そして、この『ぼくが一番の望むこと』。

    それは、他の方のレビューのお陰であったり、また絵本ナビの「この本を見た人はこの本も
    見ています」コーナーに載っていたお陰です。

    是非、読んでみてください。とても、ジーンとくる本です。

    投稿日:2011/03/09

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  • 本当の意味で自由を得る

    • 事務員さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子6歳、女の子4歳

    黒人が閉ざされた社会の中で希望を持ち続け
    そしてその光を掴んだ瞬間のお話です。

    朝食も取らず暗いうちから塩を樽につめる仕事に出かける。
    パパと兄さんと。しかも裸足で。
    この絵本ではもう「自由だ」と少年が言っているので
    解放後のことです。

    「ママ、ぼく字が習いたい」と言った時
    ブッカーの心も本当の意味で解放されたようでした。

    パパもママもお兄ちゃんも学ぶことが出来なかった。
    でも、ブッカーはこれから学ぶことが出来る。
    まさに時代の変わり目です。

    終わり方もとても素敵です。
    自分の名前の文字を見るブッカーの表情がキラキラしています。

    小学校高学年向けだと思います。

    投稿日:2011/02/24

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  • 本が読みたい、と切望する9歳の少年

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子17歳、男の子15歳

    アメリカの黒人教育家あったブッカー・トラバ・ワシントンの少年時代の実話です。
    100年以上も前の9歳の黒人の少年ブッカーの生活は、
    朝食もとらずに夜明け前から出勤し、日が暮れるまで岩塩精製所で働くこと。
    重労働で痛みを我慢しながらも、本が読みたい、文字を書いてみたい、
    と切望する少年の姿があります。
    字の読めないママは「文字は歌のように音になるもの」と言い、
    綴り方教本をくれます。
    その本を、ある尊敬する人に読み上げてもらった時の、
    ブッカーの喜び方といったら!
    文字を習うこと、本を読めることのありがたさを痛感させられました。
    リアリティのある、表情豊かな絵が、たくさんのことを教えてくれると思います。
    地味なトーンの作品ですが、子どもたちにも読んであげたいですね。

    投稿日:2011/02/13

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  • この知的好奇心に光を

    生きるために必死に働く黒人の家族
    字を読めるようになりたい、おそわりたいという強い気持ちをもつブッカー・・・

    ママから手渡された本の文字

    文字は歌のように音になるものだ・・・と文字の読めないママに教えてもらうブッカー

    そんなふうに文字を初々しく捉えた表現に胸がいっぱいになりました。

    とめどなくあふれてくる文字への好奇心は、ついに教えてくれる人を自分で探し出す

    はじめて文を声に出して読んでもらったよろこび、自分の名前を文字で書いてもらった時のよろこび・・・

    暗闇の中のランプのやさしい光の中で、希望に満ちたブッカーの絵本の中の表情から、いつまでも目が離せませんでした。
    いつまでもブッカーといっしょに希望の光を見つめてしまいました。

    投稿日:2010/11/13

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