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きつねのかみさま」 大人が読んだ みんなの声

きつねのかみさま 作:あまん きみこ
絵:酒井 駒子
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,210
発行日:2003年12月
ISBN:9784591079539
評価スコア 4.77
評価ランキング 650
みんなの声 総数 83
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大人が読んだ みんなの声から

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  • 子どもが読むか、大人が見るか

    りえちゃんが公園に忘れたなわとびのひも。
    それを弟のけんちゃんと探しに行ったら…。
    なわとびをするきつねたち、きつねのりえちゃんとの遭遇。
    なわとびのひもをかみさまからもらったととくいなきつねのりえちゃん。
    とってもほのぼのとするお話は、まちがいなくあまんさんのものです。

    でもっと、ちょっと考えてしまった私です。
    酒井駒子さんの絵は、どちらかというと大人うけする絵のように思っています。
    ざらついた感じ、すこし硬度のあるタッチは絵本を読んでいる大人を引き込んでしまう魔力を秘めているような感じがします。

    そして、この絵本はあまんさんの世界は間違いなく子ども向け、絵を楽しむ大人には酒井さんの画集です。
    一冊で2倍楽しめるというと失礼ですが、あまんさんのお話は数多くの方が絵を描いていて、それぞれに個性があります。
    どの絵本でもあまんさんの作品は絵と融合した本にしあがっていて、絵を突っぱねないところが魅力です。
    酒井さんは、どの作家の絵を描いても必ず自分の世界に引き込んでしまうのが魅力です。

    あなたはどのように感じるでしょうか。

    投稿日:2010/09/22

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    3
  • 何度も

    あまんさんも酒井さんも、それぞれ大好きなのですが、お二人が一緒に絵本をだされているとは知らず、見つけた時はびっくりしました。
    お互いの作風から意外な感じがしたからです。
    が、読み始めると、すぐ、そんな思いを忘れて、ひきこまれました。
    大人でも、何度も読みたい素敵な絵本だと思います。

    投稿日:2016/06/28

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    1
  • ほほえましい

    2003年刊行。幼い弟と姉が、公園に忘れ物を取りに行った時、不思議な小径からきつねのいる世界に迷い込む話。

    日常生活から、地続きで異界に迷い込むところが素敵だ。いつもは見かけない小径から聞こえる子ども達が遊ぶ声。たどっていくときつねの世界に入り込む。不思議な世界と現実の境目があいまい。しっかりと形がとれている絵なのに、幻想的な雰囲気が漂う画面も面白い。

    人間の世界の住人と、きつねの世界の住人が、それぞれを尊重しあって、和やかに交流する様子がほほえましい。正体がばれたら追い出されるとか、攻撃されるということもなく、お互いに素性のわからない存在が、突然現れたことに驚きつつも、一緒に遊んで仲良くなってしまう。子どもの世界では、一緒に遊んだらもう友達・仲間となる。
    こんな風にして、世界が平和になればいいと思った。

    投稿日:2021/12/07

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    0
  • 小さな子どもの大きな思いやり

    お姉ちゃんは、弟とおやつを食べていた時に思い出しました。
    公園に縄跳びを忘れた!
    早速、弟といっしょに取りに行きましたが、置いていた場所にはありません。

    でも、あれあれ?

    こぎつねたちが、なわとびをしている。

    隠れて見ているのを見つかってしまったお姉ちゃんと弟は、こぎつねたちといっしょに縄跳びをしました。

    お姉ちゃんは、いったい何歳でしょう?
    5歳くらいでしょうか?
    それとも、4歳?

    小さなお姉ちゃんの大きな思いやりが、きらりと光ります。

    子ども向けの絵本ですがなんだか大人っぽいので、どの年代の方にも楽しんでいただけると思います。

    投稿日:2020/09/10

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  • かわいいおはなし

    大好きな絵本です。
    キツネのりえちゃんと人間のりえちゃん。
    10匹のきつねたちと遊ぶ、おおなみこなみ。
    みんなのしぐさや表情が、すばらしいです。
    何度見てもかわいい絵です。
    センスがあっておしゃれな雰囲気でもあります。

    投稿日:2017/02/23

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  • 暖かな空気に包まれるような絵本

    • かよたさん
    • 30代
    • その他の方
    • 香川県

    「きつねのかみさま」という題から、もっと神秘的なお話を想像していました。
    読んでみると、実際にはもっと可愛らしいお話で、いい意味で期待を裏切ってくれました。

    主人公が語り手になっているのは絵本では珍しい気がします。
    読み終わった後、暖かな空気に包まれるような感じがする絵本です。

    投稿日:2014/03/15

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  • ほのぼの

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子2歳、女の子0歳

    ほのぼのとしてかわいいお話だなーと思いました。
    酒井さんの絵はこういったかわいい絵柄のほうが個人的には好みです。もちろん作品によってあった絵を描かれているのですごいと思っていますが。
    りえちゃん視点でやさしいお話で心があたたかくなりました。
    こんなやさしいかわいい女の子に娘が育ってくれるといいなー。
    タイトルのきつねのかみさまは読み終わると「ああ。そういう意味だったのか」とわかりました。
    あまんさんの他のお話も読んでみたいです。

    投稿日:2014/02/19

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  • きつねのうたがかわいい

    きつねというと、神社や昔話といった怖いイメージ。
    けれども酒井さんが描くきつねたちは、無邪気で楽しそうでとっても愛らしい。

    最後は複雑な気持ちにもなったけど、りえちゃんは優しいです。きっとまた、きつねの子たちと遊びたかったんだろうなぁ…
    りえちゃんはきつねのかみさまで、みんなのおねえちゃんですから。

    いつかどこかで、こんな世界に出会える気がしてなりません。
    場所や時間や空気、色んなものが重なり合った時に…

    でもそういうものは、子どもの方が見つけるのが上手いんだろうなぁと思います。

    投稿日:2013/11/12

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  • ひきこまれる絵本

    酒井さんの絵につられて読みました。
    読んでみたら、すっごくかわいい絵本でした。
    りえちゃんが語る物語・・・そんな感じでした。
    タイトルを見た時は「きつねの神様が登場して、この子達に何かをしてあげるんだろうな」と感じました。
    でも、最後は・・・
    大人もほっこりできる絵本でした。

    投稿日:2012/03/19

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  • やさしい世界

    病院の待合室で手に取りました。

    きつねがしっぽをあげて縄跳びを飛ぶシーン、
    りえちゃんが縄を回す時の表情・・・
    ページをめくるたびに微笑んでしまうような、
    酒井さんの描く世界が魅力的です。

    「かみさまがくれたの」というこぎつね、
    「おねえちゃんはかみさまだね」という弟、
    子どもの世界のそれぞれの言葉が温かくて、
    読んだ後私自身優しい気持ちになりました。
    あまんきみこさんの作品ってどこかせつなさを
    感じさせるけれど、やっぱり優しさに包まれてます。

    これは購入したいと思いました。

    投稿日:2012/02/07

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