私はこの絵本、小さなお子さんにはちょっと難しいかな?って、思ったんです。それで、ナビの3歳から7歳くらいのお子さんに読んだ方の感想を読んでみました。
ナビの常連さんのお子さんだと、お父さんやお母さんからいろんな絵本を読んでもらっているから、目も耳も肥えているのかな?
この絵本から「嘘はよくないこと」っていう内容を理解しているようだ。と、書かれていました。
私自身はレオ=レオニの絵はますます色使いの表現に磨きがかかって面白くなったな。と、思いましたが、
ストーリーそのものは、「だから、何?何の話だったのかな?」って、しばらく考えて、何度か読み返してしまいました。
ラストがちょっとヤな感じで終わっています。日本の作家さんにはまずありえない終わり方でした。
また、登場する森の動物たちやキノコはとても丁寧に描いてあるのに、シオドアがかぶっている『冠』だけはやけにちゃっちく描いてあるんですよ〜。これはわざとかな。きっとわざとちゃっちく描いているんだろうな〜と、思いました。
小さいお子さんたちに読んでいる人もいますが、個人的には小学校中学年以上のお子さんたちにお薦めしたいです。