このお話は「3人のおばさんシリーズ」の1冊だそうです。
図書館で、何となく面白そうだなと思って、手にしたので、シリーズものだとすぐ気がつきませんでした。
なので、主人公らしいペッテルとロッテのふたりの子どもが、なぜ常にあおおじさん、みどりおばさん、むらさきおばさん、ちゃいろおばさん(それぞれ、その色の洋服を着てます)と一緒にいるのか。
この子たちの親はどうしていないのか、気になりました。
ちょっとした冒険とも言えそうなドラマはありますが、全体的には淡々とした日常的な一コマのような気もします。
無理にドラマチックに作っていないストーリーの運びがなかなか新鮮で気に入りました。
お話の前後が気になるので、他のシリーズも読んでみたいと思います。
絵はとても素敵で楽しいのですが、字が大変細かいので、あまり小さなお子さんにはお勧めできません。
字が小さいので、お父さんやお母さんが読んであげる分にはいいですが、やはり大勢いる場所での読み語りには向いていないと思います。
この絵本は子どもたちも活躍しますが、どちらかというと、おじさんやおばさんのやることの方が読んでいて楽しいです。