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いのちの ふね」 大人が読んだ みんなの声

いのちの ふね 作:鈴木 まもる
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2011年09月
ISBN:9784061324824
評価スコア 4.43
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みんなの声 総数 13
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  • 繰り返し読むだろう特別な1冊

    ”死”を扱っていますが、暗く悲しい絵本ではありません。
    読後、不思議に穏やかな明るい気持ちになります。

    死は、生まれたのも皆に必ず訪れる自然の摂理です。
    そのことが「当たり前のことだよ」と、力まず説教じみず、ささやかれたように伝わってきます。

    本当に魂が輪廻するのかは、分からないことですが、この絵本を見たら、「そう思って今を精一杯生きていればいいのだ」と、素直に思えます。

    その時々で感じ方も変わっていくかもしれませんが、これから自分が折あるごとに、この絵本を開いて眺めるだろうなと思います。

    投稿日:2017/08/10

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    2
  • 大好きな祖母(101歳)との別れ

    • RAFITさん
    • 40代
    • その他の方
    • 熊本県
    • 女の子15歳、男の子8歳

    2月に他界した子供の頃から、大好きだった祖母。
    少しづつ、命の力が弱くなる様子を前にして、切なかった時に出会った本です。

    本屋さんで見たときには その場で泣いてしまいました。
    何度読んでも、泣いていたのですが、段々とその涙の意味が変わっていくのが分かりました。

    今ではこの本を読むことで、祖母の様子を想像して、楽しくなってきます。

    本当に大切な1冊です。
    この本に出会ったことで 命を伝える 絵本らいぶを開催したりもしました。

    子ども達にも、大人にも 素敵な本だと思います。

    投稿日:2013/04/30

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    2
  • しあわせそうなおばあちゃん

    • サンフラワーさん
    • 40代
    • その他の方
    • 岐阜県
    • 男の子17歳、女の子12歳

    亡くなったひとたちが空に上がっていきいのちのふねに乗ります。そして生まれる子たちは いのちのふねから鳥が運んできます。
    亡くなった人たちがたくさん空に上がっていく絵を見たら震災のことが思い出されて涙が出そうになりました。そのあと空で好きなことをしているおばあちゃんのかおはしあわせそうで安心しました。
    最後には新しい命の誕生で明るい気持ちになれます。
    一人で黙読しましたが読み終わって「ふぅーーーーーっ。」となぜか深い息が出てしまいました。
    いい新刊を見つけられたという手ごたえを感じました。

    投稿日:2011/10/01

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    2
  •  「せんろはつづく」・「あかちゃんたいそう」等の作風とは異なる鈴木先生の作品だと思いました。
     やはり、今年はたくさんの方々が身近な愛する人を失った年だと思います。
     命を絶たれた方の無念さ・残された方の置き所のない心、そういうものが昇華される作品だと思います。

     読んでいて、この世で死に別れてしまった私の家族・友人・知人へ想いを馳せ、きっとこうであって欲しい、いえ、こうであるに違いないと思いました。

     この世で出会う縁を大切に、そして共に生きる時間を尊いものとしてこれからも生きていきたいと思います。

    投稿日:2011/12/15

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    1
  • 新しい命がうまれることに感動

    生まれた限り”死”は、いつか必ずやってきます。

    この絵本に出会って”死”って怖くないんだと思いました。

    亡くなった人を乗せた”ふね”は、大きな雲の中に入っていきます

    雲の中は、ふわふわでとても気持ちのよいところです。

    ふねから降りるとみな自分の好きなところにいき

    自分の好きなことをして過ごします。

    雲の中に住んでいるとどんどん元気になってだんだん若く

    なって、”あかちゃんに戻っていきます”

    ”新しい命が生まれます”

    とても安らかな気持ちになれました。

    投稿日:2019/05/15

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    0
  • 「新しい命はこうやってやってくるんだよ♪」

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子19歳、女の子14歳

    この作品を読んだ後に、ナビの皆さんのレビューを読んで「あれ?これって“死と再生”の物語だったの?」と、思った自分にビックリしました。
    確かに皆さんの感想を読むとそういう作品なんです。
    なのに「あれ?」と、思った自分は読了後に「新しい“いのち”はこうやってくるんだよ♪」という作品だと感じていたんです。
    言ってることは同じだけど、私はこの作品で《死》を感じなかったんです。
    不思議です。

    うちの子が小さい時、よく「わたしは雲のうえでママを見つけて、ママのおなかにきたんだよ」って、ホントなのか創作なのか…言ってたせいですかね〜。

    青い空の世界もすごくいいです。
    でも、私はラストの2ページがすごく好き!
    とってもとっても幸せな気持ちになれる絵本です。

    小学校高学年くらいから中学生、高校生くらいにお薦めです。
    そしてこの作品を読んだ後には児童書の「青空のむこう(アレックス・シラー:作)」も合せてどうぞ。
    “空の世界”の印象がとても似ているので、この作品がお好きな方にはお薦めです。

    投稿日:2015/02/23

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  • イメージが膨らむ絵本

    小2の子供が夜になると「死」について考え込むようになりがちになったのをきっかけに「死」をテーマにした絵本を探して辿りつきました。
    まだ実際に子供には読んでいませんが、読み時を選んで是非読んであげたいと思った一冊です。

    表紙の雰囲気そのままの透明感のある絵柄で、死と再生について穏やかに綴られています。
    今の子供には輪廻転生ということでは納得できないこだわりのようなものを感じていて、もう少し根本的なところでの「死」を伝えるべきなのかとも思って絵本探しをしていました。
    でも、こういうものも1つの考え方として捉えるのもまたいいと思わせてくれる絵本でした。
    私と一緒にぼ〜っと空の雲を眺めるのが好きなこともあり、いいイメージを持って「死」を考えることができるかもと感じました。

    投稿日:2014/07/24

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  • 「死」と「生」のメッセージ

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子20歳

    鈴木さんの作品というと
    電車とか、ねこちゃんやあかちゃんという
    かわいらしいイメージ

    この絵本の
    あとがきから読んで
    「鳥の巣」の研究\(◎o◎)/!

    なんとも不思議だなぁ・・・と思いながら
    じっくり読ませていただきました

    きれいな水色の表紙
    夜?群青色から、青に

    死生観まではいかなくても
    身近な死に接した時に
    救われる内容のように感じました

    「生」と「死」は繋がっているんだなぁ・・・
    「死」は怖いものではない・・・
    というメッセージがあるように
    感じました

    投稿日:2012/01/11

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  • 大事な役割

    • 風の秋桜さん
    • 40代
    • その他の方
    • 埼玉県
    • 男の子、男の子

    「いのち」は永遠に続くもの・・・それを絵本で表現するとこんな感じになるのでしょう
    小さな子供もにもわかりやすく描かれていると思います
    「いのち」そのものが目には見えない、透明感のある幻想的な絵が印象に残ります
    この世に生まれてくるすべての生き物が、大事な役割を持っているんだと信じられます
    大事に読みたい絵本です

    投稿日:2012/01/02

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  • 死を受け入れる

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子18歳、男の子15歳

    親しい人の死に接した時、その死を受け入れるのはなかなか難しいことです。
    そんな時そっと手にとってほしいですね。
    空に浮かんだ「いのちのふね」は、とても優雅な容姿です。
    亡くなった人たちが雲の上で幸せそうにしている姿がいいですね。
    やがて時間がさかのぼり、まるで輪廻のようです。
    でもこのイメージに、残されたものは救われるような気がします。
    ずっと鳥の巣を研究してきた鈴木まもるさんだからこその世界。
    独特の色調が、清々しく感じました。

    投稿日:2011/11/28

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