「ええところ」 大人が読んだ みんなの声

くすのきしげのりさんの講演会にて、ご本人の読み語りで知った一冊です。

主人公のように、自分のことを「いいところがないなぁ」と思っている子は多いはず。（私もその一人です（-”-））
そんな子にそっといいところを教えてくれたお友達。
そんなお友達のように、自分も誰かのいいところをさがしてあげよう、と思い始める主人公。
この連鎖反応、素敵です！


ふるしょうさんの絵の印象が「高学年女子に好かれそうだな」と思いました。
高学年女子はもちろん、オトナ女子にもおすすめしたい一冊です。

さあ、私もええところさがし始めてみますね♪

「あいちゃんのいいところ、それは手が温かいところです」と言われても…、私なら「私のいいところって、そんなとこなん！？」と疑問に思って、悲しくなりそうなのですが…。
お友だちのともちゃんも、もう少しいいところを見つけてあげたらいいのにとも思いました。
こちらのシリーズは、挿絵もお話も好きなものが多かったのですが、この絵本は少し期待外れだったように思います…。

自分には何のとりえもない、、こんなことを
思春期の初めなどによく考えたものですが
そんな女の子の悩みを、受け止めて
真剣に考えてくれた友達ともちゃんが、素晴らしですね。
ともちゃんは悩みを失くしてくれました。
自信を持たせてくれました。
そしてそればかりではなく、私に
ともだちのよいところを見つけると言う
素晴らしい贈り物をくれました。

自分のいいところ、お友達のいいところ、まわりの人のいいところ探しって大切なことだと思いました。人は誰だって、短所もあるけれど、必ず一つくらいは長所も持っているものです。それを探して相手に接すれば今悩んでいる人間関係も案外上手くいくものだと思いました。この絵本から思いやりを学びました。いいところ探しっていいなあって思いました。

『へなちょこ』がキュートだったので、前作であるこの作品も読んでみました。
主人公は表紙のあいちゃん。
あいちゃんは自分の「ええところ」を見つけられず、落ち込むのです。
そんなあいちゃんに、お友だちのともちゃんが一生懸命考えて見つけてくれた
「ええところ」。
手が温かいこと、なんて、ささやかですが、素敵ですね。
でも、あいちゃんは、もっともっと大事なことに気づいていくのです。
「ええところ」探し。
これはいいアイデアですね。
大人も子どももぜひ、心がけたいですね。
あいちゃんのラストのセリフが印象的です。
「ええところを見つけてあげるねん」。
小学校教諭だった作者のくすのきしげのりさんの実体験がベースのようです。
あとがきもぜひ、ご覧ください。

お話も絵も悪くはありません。
すごい素敵なことが描かれていると思うし、初めての絵本だというイラストレーターのふるしょうさんの絵は独創的で見ごたえがありました。

小学校低学年くらいの子どもが主人公の「ええところ（いいところ）探し」は、面白いな〜と思いました。

ひとり読みやお父さんお母さんが自分の子どもに読んであげる読み聞かせにはいいと思いますが、
全体的な内容から受ける印象が「道徳の教科書」みたいな気がしたので、学校のクラスに入るような読み聞かせにはどうかな？と、思いました。

ずっと読みたいなと思っていました。
女の子でも男の子でも大きくなるにつれ
周りの中の自分・・・を意識しますよね。
自分も通ってきた道なので当たり前ですが
４年生の娘もよく考えるようで
「自分は●●ができない。他のみんなはできるのに・・・」とか
「お友達にちゃんと謝れなかった」とか状況によってさまざまな自分にぶつかっています。
これが成長への過程なんだと分かってはいても
親としてはどうにか励ましたいと思います。
言葉で励ますばかりでなくこういう時に絵本を通じて・・・・というのが間接的でかえって功を奏する時があると思います。

自分に「ええところ」なんてあるのかなと悩む女の子。
その子自身も優しいけれどそれ以上に
いいお友達がいるなあ〜お友達ステキ〜＾＾

絵がふんわりと可愛くて女の子好きする感じですね。

小学１年のあいちゃんは自分に自信がもてなくて
お友達が「ええところ」を探してくれます。

自分の「ええところ」を生かして
周りのお友達を幸せな気持ちにするあいちゃん
そのひた向きさが、いいな〜えらいな〜

人疲れした心に、ふっと寄り添ってくれた１冊でした♪