「おやすみくまちゃん」 大人が読んだ みんなの声

原題は『BEARS IN BED』。
『おすわりくまちゃん』の続編で、
ちゃいくまちゃん、きいろいくまちゃん、ふわふわくまちゃん、
ぷよぷよくまちゃん、ぽちぽちくまちゃんがまた登場です。
もう寝る時間なのに、風の音が怖くて眠れないのですね。
そこで、ちゃいくまちゃんは、お話を読んでくれるのですね。
これは嬉しいですね。
しかも、女の子がくまのベッドで眠ってしまう「さんびきのくま」というおはなし、
というのが素敵です。
この「さんびきのくま」のおはなしは、案外日本では馴染みがないので、
ぜひ、トルストイなどの良質な再話で読んでほしいですね。
絵がかわいいので、おしゃれな大人でもほっこりだと思います。
もちろん、みんなぐっすりのラストですから、
おやすみ前にお薦めですね。

ふわふわっとした絵がかわいいシリーズです。
赤ちゃんのベッドのそばにあるとぴったりと言う感じの絵本です。
ちゃいくまちゃんはもっとちいさい４匹のクマちゃんのおもりをしています。
物音でこわくなった４ひきと一緒のベッドで本を読むお話ですが
パステルカラーの色合いがとてもやさしいです。

五つのベッドが並んでいます。
ひとつは大きなベッド、そして小さなベッドがよっつ。
ちゃいくまちゃん、とても眠たそうですね、寝ようとしたら、小さいくまちゃんたちが大騒ぎ。小さいくまちゃんたちを、ベッドに寝かせて、いざ寝ましょうと思ったら、変な音…怖くて眠れなくなってしまいました。さあ、どうしましょう。
ちゃいくまちゃんが読んであげたお話、とっても素敵だと思いました。温かい気持ちが、じんわりと伝わってきました。

外の音が気になったり、怖いこと考えちゃったり、眠れないと思うと、どんどん眠れなくなっちゃいます。

うちの娘も、よく夜中に私のことを起こしました。
今でも、たまにあるかも（笑）

そんな時は、手をつないで寝たり、あまりにも眠れない時は、本を読んであげたり…。
すると、結構あっさり眠ったりするんですね（笑）

うんうんって頷けるお話でした♪

くまちゃんたち、一人ずつベッドにはいってオヤスミです。
でも夜中に物音が・・風！？
ちょっと怖いな〜って、そんな時ありますよね。
２才くらいから共感出来そうです。
最後はみんなでぎゅっと寄り添ってねんね。
かわいいですね〜。

大人ですが、こんなくまちゃんたちが身近にいてほしくなります！
しぐさや表情がいきいき描かれているので、本当にかわいいんですよね。
夜、物音がして怖くて眠れない。身近によくあるできごとなので、子どもたちも共感しやすいと思います。
そして、最後はやっぱり笑顔になりました。

うちの子どもたちの寝かしつけが、大変だった時代を思い出しました。
こっちは寝るつもりではなく絵本を読んでいるだけだったのに、気がつくと化粧も落とさず洋服のまま朝になっていた、なんてこともよくありました。
子どもと一緒に寝るのは幸せで冬は暖かいのですが、熟睡できなくてかえって疲れますよね。
ちゃいくまちゃんのベッドにぎゅうぎゅう詰めで寝ているけど、朝まで誰もベッドから落ちなかったのか心配です。
うちは時々誰かが落ちていました。（笑）

ちゃいくまちゃんと、ちいさいくまちゃん４匹の
関係がやっぱり気になるこの絵本。兄弟？
なんとも不思議〜な世界観のなかでの
おやすみの絵本です。
とりたてて物語に新鮮味があるわけではないですが、
ふんわりとした、安心できる内容です。

　真夜中に「ひゅー」という物音で目がさめた　ちゃいくまちゃん。なんだかこわい〜。そうしたら、くまちゃんたちも同じだった。みんなで一つのベッドでくっついて、絵本を読んだら、また眠りの世界へ・・・。
　
　ちゃいくまちゃんの立ち位置が面白いです。くまちゃんたちを寝かしつけたり、頼りにされたりと、保護者的でありながら、実は　ちゃいくまちゃんも風の音がこわい。頑張っている　ちっちゃいお兄ちゃんというところでしょうか？

　柔らかい優しい色使いの絵、愛らしいくまちゃんたちの表情やしぐさをみていると穏やかな気持ちになれます。おやすみ前の一冊に、ぴったりの絵本です。

今回は、おやすみ絵本！

ラストでは思わず、ふふっと笑ってしまいました。
だって私もよく夜中に目が覚めると、お母さんの布団にもぐり込んでいたもの！

なんであんなにぐっすり眠れるのか、とても不思議だったんだけど…

きっとあたたかな、“安心”に包まれているからなんですね！

くまさんが眠っているだけで、なんだかこっちまで眠くなってきちゃう絵本でした（笑）