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ひとつぶのもりのたね」 大人が読んだ みんなの声

ひとつぶのもりのたね 作:千世 繭子
絵:高野 紀子
監修:富田 京一
出版社:フレーベル館 フレーベル館の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2012年09月
ISBN:9784577040416
評価スコア 4.63
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みんなの声 総数 7
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  • 命のバトン

    • 多夢さん
    • 50代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子22歳

    夏が終わり秋の美しい自然とたくさんの可愛い動物たちが登場します。

    森がいつもと違うことに気づいたりす。
    誰かが呼んでいるのを感じて向かった先で老木に出会います。
    てっぺんにひとつだけ、一番星のようにどんぐりがついているおばあさんの木から、昔住んでいた美しい丘の話を聞かされます。
    その次の日、大きな嵐がきて、どんぐりのおばあさんの木が根元から折れてしまっていました。
    話を聞いていたりすは、おばあさんの残したドングリを故郷に戻そうと考えました。
    りすは、のうさぎや他の動物たちに助けてもらって、老木のふるさとを探し出します。

    優しいタッチの絵に、優しい動物たち。
    優しさに満ち溢れています。
    そして、美しい。
    動物たちが生き生きとしています。

    こうして、命が繋がっていくのですね。
    厳しい自然の中で必死に生きる動物や植物。
    だから、美しい。
    と、人間が勝手に思っているだけかもしれませんが…
    それでも、やっぱり知って欲しい。
    感じてほしい。
    命の大切さを。

    お子さんに読み聞かせをして欲しいですが、むしろ大人のあなたにも読んで欲しい物語です。
    もっともっと、たくさんの人に知って欲しい。

    さらに深く動物や植物のことを知って欲しいという作者の思いが詰まった解説付き。

    読み聞かせの所要時間は、約13分です。

    投稿日:2022/09/08

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  • 命の再生

    うたうたいのおばあさんが住む森に異常気象の為、今年は

    どんぐりが1つしか育たなかった。おばあさんが、懐かしがる

    故郷へ、りすが、動物たちの協力を得て無事にどんぐりを土に

    埋めることが出来ました。”命の再生”を森を愛する動物達と

    成し遂げた癒されるお話でした。動物達の描写や、風景もとても

    素敵に描かれてました。

    投稿日:2019/09/12

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  • 絵をたっぷりと楽しみながら

    動物たちの姿が、優しいタッチで描かれています。

    毛まで一本一本丁寧に書き込まれており、
    動物の柔かい手触りが
    ページを通して伝わって来るようです。

    文字が多めですが、
    絵をたっぷりと楽しみながら
    マイペースに読むことが出来ました。

    巻末には、登場する動物の解説も掲載されているので
    より一層理解が深まりそうです。

    投稿日:2013/12/24

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  • おかえりなさい

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子19歳、男の子16歳

    みのりのえほん4。
    会津の雄国山麓の「おぐにっぷ」という農園での生活から生まれたストーリー。
    秋、森の異変を感じたリスは、誰かの声を手がかりに、
    老木に出会います。
    その老木は、昔はここではない、沼や山の近くで育ったこと、
    山火事で燃える中、鳥がドングリを運んでくれて、生き延びたことを話します。
    次の日の大嵐でとうとう倒れた老木の遺志を遂げるため、
    リスはウサギたちと協力しながら、老木のふるさとを探し出すのです。
    丁寧に描かれた動物たち、山里の情景がそれはそれは美しい作品です。
    命のつながりもそっと教えてくれます。
    巻末には、それらの動物たちや木々の解説もきちんと掲載されていて、
    ちょっとした自然観察の学びにもなります。
    作者自身の生活体験で感じ取ったリアリティだからこそ、伝わってくるものがあります。
    素敵なドングリストーリーです。

    投稿日:2012/11/17

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