静岡県の大井川鉄道の井川線をモデルにした、のりもの絵本です。
主人公のゆうき君はお父さんの転勤で引っ越すことになりました。
引越しのバタバタで大事にしていた、小さな赤いディーゼル機関車の
おもちゃを無くしてしまいます。
引越した最初の日曜日、友達もまだいなく落ち込んでいるゆうき君を
お父さんが「山奥へ行こう」と誘い、みんなでバスに乗って駅に着くと、
そこには... という話です。
引越しの時の子供ながらの不安な気持ち、そして、それを前向きに
克服しようとするきっかけが上手く描かれていると思います。
また、井川線のことが話の中で子供にも分かりやすく説明されていて、
乗りに行きたいなという気持ちにぐっとなります。
電車好きなお子さんは勿論なこと、引越しするお子さんにも
お薦めです。是非読んでみて下さい。