『うちのママ、ほんとはヤマアラシなんだ』!!
そんな衝撃の告白からはじまる絵本。
子どもの目線から見た“かぞくのヒミツ”。それをユーモアたっぷりに描いています。
主人公の女の子の悩み、驚きぶりがかわいらしい。
本人は真剣そのものなのですが、つい笑ってしまいます。
見るもの聞くものすべてが不思議でいっぱいの子どもの感性。
忘れかけていましたが、この絵本で楽しくひたることができました。
さらっとしているようで大胆なタッチと色数をぐっとおさえた絵も
ハイセンスで現代的だと思いました。
アルゼンチンを代表する絵本作家、イソールの今後にも注目したいです。