ピヨピヨシリーズの新作、楽しみに待っていました!
とりあえず一読して、相も変らぬ愛らしさのひよこちゃんたちにメロメロ。
表情や仕種のひとつひとつが可愛くて仕方がないです。
リュックサックまで可愛く見えるのはどういうことでしょう!
おかあさんから頼まれた焚き木拾いがいつのまにかきのこ探しになってしまっているのもひよこちゃんらしくて笑えます。
新しく登場したカッパさんたちもとても優しく、読んでいてあたたかい気持ちになれました。
淡い色で描かれた背景も、森の清涼感が溢れていて素敵です。
今までのピヨピヨシリーズの小ネタが随所に挟み込まれているのもうれしい!
「ごはんがおいしそう」というのが工藤ノリコさんの絵本の魅力のひとつだと思っていますが、もちろん今作も素晴らしいです!
竹のお皿に盛られたきのこカレーは、香りや味を想像してしまうくらいに美味しそうでわくわくしました。他にもキャンプならではのご飯がたくさん!
お話自体はあっさりとしていますが、絵が細かいところまで描き込まれているので、じっくり読み込むのも楽しいです。(むしろ時間を忘れゆっくりと細部まで楽しめることが工藤さんの絵本の真骨頂だと思う!)
読んだらきっと、キャンプに行きたくなりますよ!