『こびととくつや』と『こびとのくつや』。
同じ話なのに微妙に違うこのタイトル。
心なしか、バーナデット・ワッツの絵本は貧しい靴屋さん一家の姿が印象的です。
夫婦だけではなく、子どもたちもいたのですね。
小人たちは小人たちのままの大きさで描かれていて、靴を作るのも、靴の生地が置かれたテーブルに昇るのも大変そうです。
この絵本には絵のストーリー性と家族の温もりを感じました。
でもタイトルにあるように主人公は小人たち。
小人たちも立派な靴屋さんです。
お礼を受け取った二人はゆったりと退場します。
これからどこに行くのでしょうか。
心温まるお話です。