ダニエルが描く絵は写実的ではなく、
想像力に溢れたものなのです。
写真家のお父さんは、そんなダニエルの絵をなかなか認めてくれません。
ある日、お父さんが熱で寝込んで、
代わりににお父さんの機材を持ち出して街に出たダニエルは、
ある画家に出会い、自分の絵が認められる世界を知ります。
ダニエルが、自分の想像力を認めてもらえた嬉しさが伝わってきます。
しっかりと自分の道を自分で見つけてきたダニエルを、
ようやくお父さんは認めてくれたのです。
それにしても、ダニエルの描く絵はすごいです。
ぜひじっくりご鑑賞ください。
なかなか描けるものじゃあないですよ。
写実的な絵がつまらない、というダニエルの感性と、
忠実に写し撮る写真家の父の、価値観の違い。
でも、親子の絆は最初から最後までずっとあり、
とてもほっこりさせられるものがありますね。