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長ぐつをはいたねこ」 金のりんごさんの声

長ぐつをはいたねこ 作・絵:ハンス・フィッシャー
訳:矢川 澄子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1980年
ISBN:9784834007817
評価スコア 4.74
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みんなの声 総数 22
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  • 今までで一番おもしろかった

    • 金のりんごさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子9歳、男の子6歳

    とっても語り口の軽妙な、しゃれた『長ぐつをはいたねこ』でした。
    今まで読んだ中で一番面白かったです。
    猫がとてもおしゃれで、その上勉強熱心なのです。
    長ぐつを履いて二本足で歩く練習をしたり、お百姓達に言うことをきかせるために怖い顔の練習をしたり、大男に会う前に鏡を見ておめかしし、景気付けしたりするのです。
    鏡に向かって怖い顔の練習をしている場面なんて、あまりにも一生懸命なので、微笑ましさを感じるほどです。
    今まで私にとって、『長ぐつをはいたねこ』は、猫だけが活躍し、息子は何もしないでお姫さまと結婚してしまうので、将来正体がばれたらどうするんだろうと、読み終わった後に、ついいらぬ心配を起こしてしまう物語だったのです。
    けれど、この本では、猫があまりにも立派なので、この猫がついていれば絶対に大丈夫だろうという安心感がありました。
    繰り返し言いますが、それほど勉強熱心で利口で、おしゃれな猫なのです。
    おまけに最後には、ちょっとしたオチがついています。
    この猫は本当は長ぐつを履いているのが辛かったのですね。
    本当に主人思いの健気な猫に、拍手です。

    投稿日:2006/11/01

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