子供のころ、私も心にとげがないさぼてんだったのだろうか。でもいつしか私にもとげがささったり、私も誰かを傷付けてしまったこともあったかもしれない。
今、私の子供はとても純粋無垢で心にとげがないさぼてんと同じ。いつかさぼてんのように誰かに傷つけられてしまうことがあるかもしれない。
でも、さぼてんのように優しい気持ちを持ち続けてほしい。
そう思いながら読み進めていたら、涙が溢れました。
母が我が子の雨になるように、誰にでも大切に想ってくれる人が必ずいる。
何かに傷付き心折れそうになった時、この本を読んでほしいなと思いました。
読んだあとには、優しい雨が心に染み渡りました。絵もかわいらしく、物語に合っています。とても素敵な絵本です。