評価に迷いました。
私はもう50代半ばを過ぎ、
いろいろな人生の経験をしていますから、
(まだまだな部分もありますが)
サボテンの心に刺さったトゲ、
我慢してトゲだらけになってしまったという場面も
お話として受け止め
サボテンと雨の関係ならばいいのですが、
幼い子供と周囲にいる誰かとの関係として、
解釈すれば
心に刺さったトゲは
いっぱいにならないうちに抜いてあげたい、
ひとりぼっちで苦しまないでほしい。
むつかしいけれど、
私自身が
気がつく人間でありたいと思いました。
我慢すること
耐えること
強く生きること
もちろん大切なことですが、
SOSを出さずに トゲだらけになるというのは、
絵本としては むつかしい表現だと思いました。
それとも
サボテンと雨のお話として、
考えておくほうがいいのでしょうか。
この絵本を読んだからこそ
私の中でいろいろな感想が持てたので
よかったと思います。