「りんごかもしれない」大ヒットのヨシタケシンスケさんの
次の作品です。
装丁が似ていますが、続編ではないです。
でも哲学的で面白い考察がたくさん詰まった絵本です。
今度は主人公の男の子が
自分のニセモノを作るため、
用意したロボットに自分を説明しまくるという内容です。
自分についての説明が絵付きでいくつもあります、
ええ、ニセモノロボット、ほとんど出番ありません。
(期待してたのにー)
ぼくはこんな性格なんだ、
これが嫌いでこれが好きなんだ
みんなにぼくはそれぞれこう思われている・・・
好きと嫌いがわけてポケットにいれられていたり、
それぞれの世界を樹で表現してみたり。
図解するとこうなるのね!
自分についての面白い発見があります。
前作の対象物、りんごに比べると
そもそも自分を語るというのは、深く苦しく難しいことだと思うのです。
文字量も多いです。
でも、軽妙なイラストと図解の面白さに
案外サクサク読んでいけます。
うちの5歳の娘には難しいようですが
読める年齢になったら読んでみてほしいですね。
自分はどういう人なんだろう?
思わず考え込みます。
見方を変えるきっかけとなりそうな絵本です。