5歳前の娘は、リンドグレーンの作品で、女の子が主人公という条件が揃うと、すこし背伸びしたものでも、物語にはいっていけるようです。最初のほうでびくびくしていましたが、次々と助けがでてくるので、安心したようです。
知らないおじさんのソリの後ろに乗ってしまい、しまいには雪の森で置き去りにされてしまうという事態に、リザベットは「しんでしまう。」とまで思い詰めますが・・・神さまに守られているかのように助けが現れます。なにかあっても神さまがまもってくれる、といった歌とともに。
とはいえ、こんなに怖い思いをしたら、さぞやへこたれてしまうのではと心配しますが、リンドグレーンの描く女の子は、強いですね。お姉ちゃんのマディケンにすこし責められても、リサベットの伸びやかな答えがいかしてます。神さまもまもってくれています。