お父さんやお母さん、そして思春期の子どもにおすすめしたい、素晴らしい絵本です!
子どもに対して親は、つい先回りをして意見したり、考える前に答えを教えてしまったりしてしまいますよね。
小さい頃ならまだ分かりますが…子どもも成長していきます。
私も思春期の頃は「なぜ見守ることをしてくれないの」と思った事がありました。
子どもには子どものやり方があるし、それを考える力も持っています。
もしその自由がないのなら、自分の行動に責任を持てない大人になってしまうと思います。
“こうした方がいい”
“それはやめた方がいい”
子どもを守るために言ってくれているのだとは分かっていますが、「自分は信用されていないんだ…」と、とても悲しくて息苦しくなったのを覚えています。
見守ってくれているという気持ちは、子どもにとって一番の勇気になります。
“待つこと”はつまり、親と子の信頼関係。
失敗したり傷つく事は決して悪いことじゃありません。
おとうさんの木に登り、下に降りるまでの間…すーくんは何を感じ、学んだのでしょうか。
おとうさんの元に帰ってきたすーくんは、なんだかとても成長したように見えました。
「何も言わない。でもちゃんと見ているよ。」
自由で真っ直ぐな、強い心を育てる。
私も親になったら、そんなのびのびとした子育てをしていきたいなと、思いました!