タイトルで書いたように、この本を読んだ後、金子みすずさんの歌を思い出しました。
リスさんは、アリとゾウという大きさがまったくちがう動物といっしょに生活していて、いろんな価値観のちがいを感じながらも、この二つの生き物のことを「すき」といえるのです。
すばらしいことだなと思いました。
お話は、森の中で、静かに流れていくのですが、その流れのなかに、人間へのメッセージがいっぱい示されているようです。見かけのちがいだけで、判断しないこと。相手を思いやること。自分の主張ばかりしないこと。まだまだたくさんありそう。
子どもが友達関係で悩んだときには、この本を読んであげたいな。もちろん、私が人間関係でつまずいたりしたときにもこの本のページを開きたいと思いました。