シリーズすべて5冊を手にして娘が申したことには「くまさんは、何でも自分でするんだよ」。まったく、その通りです。くまさんは自分の生活を日々、大切に過ごしています。読むだびに、生きるってこうやって日常を送ることなんだとつくづく感じます。
このくまさんは農夫さん。農場の一日を紹介します。娘は乳をしぼるくまさんに魅せられて以来、牛乳を飲むたびに「これは、くまさんがしぼったミルク」と喜んでごくごく飲み干します。
わたしは英国の農場の風情に魅せられます。レンガの納屋など米国では見られません。いつか公共テレビで放映していた英国の獣医さんのドラマ「All Creatures Great and Small」を思い出します。キツネに狙われないように鳥小屋をしっかり錠するところなども英国っぽい。そういえば、この冬、野生のキツネ狩りが禁止されたニュースをラジオで聞きました。米国とは、まったく異なる風景です。
娘もわたしも、それぞれに楽しみました。