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宮沢賢治の絵本 虔十公園林」 ととくろさんの声

宮沢賢治の絵本 虔十公園林 作:宮沢 賢治
絵:伊藤 秀男
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2014年10月
ISBN:9784895881319
評価スコア 4.62
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みんなの声 総数 25
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  • 虔十の幸せを想う。

    • ととくろさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、女の子2歳

    いつでもはあはあ笑っている主人公、虔十(けんじゅう)。
    ほかの子どもらに、その様子をいつも馬鹿にされていました。
    彼が揶揄されながらも植えて育てた杉は、時を重ね、立派な林に。
    その美しい林は守られ、人々にずっと愛され、
    たくさんの幸せをもたらすのでした。

    長い文章であること、
    虔十が少し頭が足りないという描写が重ねてあったり、
    理不尽な理由で死んでしまったり、
    小さい子どもには不向きな内容かもしれません。
    それでもいつか娘に読ませたい絵本です。

    ーーああ全くたれがかしこく
    たれが賢くないないかはわかりません。ーー

    故郷を久々に訪れた若い博士による言葉、
    そして広がる美しい林(見開きを使った昼夜二つの風景)が、
    心に響きます。
    虔十のひたむきさ、自然へのたゆまぬ愛。
    賢治氏の強いメッセージを感じます。

    最後のページには石碑が描かれてあります。
    虔十の偉業を感じながら裏表紙をみると、
    そこには、林がにぎやかな様子で笑う、彼の影が。
    馬鹿にされようが、名誉を受けようが関係なく、
    子どもらが林を楽しむのを、そっと見られるだけで、
    虔十はじゅうぶんに幸せだったのですね。
    普段、人の評価を気にして小さくなってばかりの私には
    彼の笑顔と黄色く塗られた林がひときわ輝いて見えました。
    その素朴さと雄大な自然に
    心を正されたような気持ちにもなる絵本です。

    投稿日:2015/09/29

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