こどものとも(年中向き)の一冊として、2002年の夏に長男が幼稚園でもらってきました。
我が家では一番読み聞かせに関心の薄い長男ですが、この本はよく「読んで」と持ってきました。
元々は1973年に出版された本で、服装や暮らしぶりなどに古さは見られますが、とてもしっかりとした、足が地に付いているお話です。
ファンタジーではなく、こんな風に生活に根ざした骨太のお話もいいものです。
ただ、絵の感じなど私があまり好みの本ではなかったので、「読んで」と言われれば読みますが、それほど熱心に読み聞かせませんでした。
今思えば、せっかく長男が言ってくれたのに、もっときちんと向き合って、何度も読んであげればよかったとちょっと苦い思いの残る本です。