この絵本の主人公は「ばばばあちゃん」かわいらしい名前。その名の通りおばぁさんがおなかをかかえて帰ってきたのをこいにとこねこが見ました。2匹はおばぁさんがどこか悪いのかと心配になり、他の動物に知らせます。そうすると動物皆で「ばばあちゃん」のお見舞いに行く事になりました。動物達が一生懸命「ばばあちゃん」に声をかけても返事をせず、ひたすらおなかをかかえてベッドに入ってます。そこへアヒルがきて卵をさがしてると言います。そこで「ばばあちゃん」がムクっと起きてアヒルに向かって差し出しました。それは・・・卵。そうです、ずっと温めてたんですね。もう卵にはひびが入っています。アヒルが温めるとヒナが。な〜んだ「ばばあちゃん」はどこも悪くはなかったのです。やっと「ばばあちゃん」の笑顔が見れました。それまではずっと無表情で全然動物達のも見向きもしなかったから、どうして?って思って読んでました。でもヒナの誕生日パーティーをする事になって、「ばばばあちゃん」の優しい表情がとっても伝わってきます。動物達の1匹づつの表情もおもしろいです。