東日本大震災が起こったとき,息子は1歳半でした.当時の記憶は息子にはありません.
この本の表紙のダンゴウオに「かわいいね」と,そして指先サイズだということを知って「そんなに小さいのか」と喜んで写真を眺めていましたが,津波でめちゃくちゃになった街の様子には,愕然としていました.
大きな地震があったということは知っている息子ですが,こういう写真をまじまじと見たことはなかったかもしれません.
震災から1年半たった同じ場所の写真,津波のあとはなくなり,人々がまた新たな生活を始めた様子がうつっています.
震災直後は魚がいなくなった海でも,数年後は魚が戻ってきました.
人間でも魚でも,困難を受け入れて乗り越えていける力があるってことが息子にも伝わったかなと思います.