題名から勇ましいですね。
遠くの火山が噴火した様子を見たドングリたちが、旅立ちを決意します。
さあ、いろいろな種類のドングリたちの隊列が、細かく描きこまれていて、
見どころいっぱいです。
途中、リスに襲われたりします(確かに天敵ですねえ)が、
ひたすら進軍します。
なんと、越冬し、春を迎える長丁場というのもびっくりですね。
それだからこそのアクシデントも、妙に納得。
かくして、海を渡り、到着したドングリたちのミッションは!?
なるほど、壮大な着地です。
ドングリの、根源的なミッションを垣間見る読後感でした。
ドングリの種類という観点からは、科学絵本としても使えるかもしれませんね。
擬音も魅力的ですから、音読でもたっぷり楽しんでほしいです。