うちでは週末の朝に天気がいいと,父と2人の息子の3人で散歩に出かけています.いつもは私と離れるとき涙涙で,くっついてくるのをひっぱりはがして大変なお別れ劇を繰り広げている2歳の次男も,このときだけは,はりきって私に「バイバーイ」と言って家を出ていきます.3人の楽しそうなうしろ姿を見送って,私は洗濯掃除に励みます.
正直,次男が私に手を振り自分からお出かけするようになるなんて数ヶ月前までは想像もつきませんでした.それが,父と兄の週末朝散歩メンバーに加わって変わりました.
最初のうちは泣いてる次男を父が抱えて連れて行っていましたが,いつからか自分から「さんぽ,さんぽ」と行きたがるようになりました.1時間半ほどの散歩で,川で石ころ投げをしたり,公園で遊んでおやつを食べたりして帰ってくるそうですが,母の私とではできない何か素敵なことが,父と一緒ならあるみたいです.もしかして次男は,父の魔法を見たのかもしれないな・・・とこの本を読んでピンときた私です.私と一緒のときは嫌がって通らなかった道さえも,通れるようになっていたのも驚きでした.
父も,次男が喜んで自分について来るようになったことがとてもうれしいようです.しかし,お散歩以外ではやっぱり父と出かけるときに泣くこともあり,しょんぼりする父親です.
お散歩じゃなくても素敵な魔法をみせてほしいなと,父に期待している私です.