生きているネズミが幸せなのだろうか?
ぜんまい仕掛けのネズミの方が幸せなのだろうか?
ぜんまいネズミのウイリーと知り合って、その幸せそうな姿にあこがれるアレクサンダ。
自分もぜんまいネズミになりたくて、魔法の紫の石を探します。
機械と生き物という究極の存在という対極の設定の中で、揺れ動く気持ちがレオ・レオニのコラージュで即物的に描かれています。
ありえない話ではあるけれど、うなってしまいました。
機械人間は飽きられると捨てられてしまうのかな?
人間性ってとても大切だよな。
思いは絵本を飛び越えてしまいました。
最後に本当の友だちになれたアレクサンダとウイリー。
やっぱり生きている方がいい。
レオニさんのお話は、その不思議なコラージュをしてとても哲学的です。