あかちゃんのおいしい本シリーズです。
森の中に一軒パン屋があって
毎日いい匂いでみんなうっとりしていました。
ある日きつねがパン屋を訪ねてきました。
おいしいパンを食べさせてください。
そういう展開だと思いましたが、
そうじゃなくて、
パンを作りたいと言ってきたのです。
しかもぼくのパンを作りたいと言っています。
僕のパンとはどういう意味か。
そして狐とのお話だと思っていましたが、
きつねだけでは終わりませんでした。
日頃パン屋の匂いに
うっとりしているもの全部が
お客さんでありパン屋さんなんだなと
思いました。